壊滅

サークル博
囲碁部はちらほら新入生は来ていたものの
そのほとんどは初心者、5k以上もいなかった。
入りそうなのは４～５人いそうだけど。

放送研によるTV取材

放送研：「囲碁部に入ることによるメリットを教えて下さ～い！」

山田：「かわいい女子部員がいます！」

これが吉と出ることは多分ないだろう。

それより、俺が心配するのは俺が卒業した後である。
まずOBへのﾒｰﾙだ。
だれがOBへ文化の祭典や津田沼祭のお知らせをするのだろう。
山田は自分のパソコンを持っていない。
山田と話をしていたら「工藤君にやってもらったらいいじゃないすか」
という山田の案。
確かに、ﾒｰﾙを送るのは部長の仕事、次期部長の工藤君に今のうちに
やらせておくのもいいかもしれない。だが、
ちゃんとしたﾒｰﾙを送れるのだろうか。
正しい敬語で時季に合ったあいさつ文を入れることができるのだろうか。
「なんか津田沼祭あるんで来て下さい」とか送ってしまいそうだ。
あぁ、これは山田にも言えるか。

次に合宿のお知らせだ。
新潟の合宿所が無くなり、次の場所が固定するまで
年々場所が変わりそうだが、ちゃんと手紙を作成できるのだろうか。
合宿所の場所決め、電車の乗り降りする駅と時刻、OBの接待
できるだろうか

来年まではできそうだが麻生達が卒業したら
それこそ囲碁部は崩壊するのではなかろうか。
あぁそうか山田は残るのか。

囲碁部に入ってほしい人材は囲碁が強いのではなく
真面目でパソコンが扱える人に入ってほしいものだと俺は思う。