ウルトラママン

朝７時半

「車に轢かれたて～」と言いながら玄関から部屋に入ってくる１人の女、

今で言う母上である。

「Ｈｅｙ！ママン！じゃあ僕の目の前にいるあなたは霊か何かかい？ＨＡＨＡＨＡ」

と言いたいぷいにゅさん。


話しを聞くと家の近くで立つ市場に自転車で

買い物途中で、じじばばの運転する車にぶつかったとのこと。

一時停止を怠ったと主張するママンと

ぶつかった傷跡が車の真ん中にあり、車道の真ん中に近づきすぎだと主張するじーさんばーさん。

なんか結局はじーさんが悪いのはこちらなので警察行きますと物分かりの良い事言ってきたので

電話番号と住所と名前控えてママンも病院いってから警察行くということでその場はお開き。

ママンは特に外傷はないが本人曰く痛くて腕が上に上がらないとかあちこち痛いとか

いつもより１５分早く出たばっかりに車にぶつかったとか

そういうときに限って交通安全のお札が入ったカバンじゃなかったとか

ぶつかった理由を決して自分のせいとか微塵にも思わねぇな。


そういえば前にもじーさんの運転する車にぶつかって１ｍ吹っ飛んだとかあったな。

そのときも自力で帰ってきてたな。足血だらけだったよ俺の記憶だと。

人生で２度も車に轢かれるって滅多にない現象だがあまり嬉しくない。


こういう場合治療費請求できるんじゃねーのとか思ったけども

病院に７回以上通わないともらえないとか本人はそんな７回も行くほどの怪我じゃないとかで。



でも本当に軽い怪我で良かった。

今まで育ててもらった恩をやっと４月から返せる時が来たのですから

死なれてもらっては困るのです。長生きしろよ。



おっ、綺麗な終わり方になったぞ。
惚れるなよ。